
【實相院の施餓鬼棚 盂蘭盆会施餓鬼法要にて】
毎年お盆になると、「施餓鬼(せがき)」という言葉を耳にしますよね?
でも、実際、施餓鬼って何??と思われる方も多いかと思います。
でも、難しそうだし、なんだか面倒だから聞かない・・・て方もいらっしゃるはず (笑)
少しだけご説明させて頂きます。
施餓鬼 餓鬼に施す 字のままだとそういう意味です。
餓鬼です。鬼です。成仏できていない霊と考えても良いと思います。
その鬼に施しを与えて成仏させてあげるのです。
決して皆様のご先祖様が成仏していないのではないのですよ。
この世界には成仏できずに彷徨っている霊魂が沢山いて、
その供養をしてもらけない霊魂を集めて供養を施し成仏させてあげるのです。
福祉活動??みたいな感じでしょうか?
このお盆の時期には、皆様先祖の供養を行われると思います。
墓参りをしたり、お供えをしたりと、、、
その時期に、皆様がその供養を受けられない霊魂に対して供養を施し善徳を積むのです。
これが「追善回向(ついぜんえこう)」と呼ばれます。
そしてその追善回向にて得た善徳を皆様のご先祖様へ回し向けてあげるのです。
これが「回向(えこう)」です。
皆様が施餓鬼をした功徳を回向する。
つまりはご先祖様に「あなたの供養の為に、あなたに代わって福祉活動に寄与しましたよ。」
という事です。
福祉活動にて向けられた善徳は、皆様のご先祖様の徳となる。
そしていつかは、皆様のもとへ巡り巡って戻ってくるのです。
意味もなく、なんだかギクシャクしてイライラして
みんなが自分が自分がの餓鬼の世の中みたいな社会に感じますが、
今の時代だからこそ、自分以外の存在の為に力を注ぎ、
その存在の為に善行を実践し、過ごす気持ちが必要だと思います。
それを思い出させてくれるのが、この「施餓鬼」ではないでしょうか?
皆様のご先祖様の為、そして家族の為、大切な人の為、
そしてなによりも自分自身の為に「施餓鬼」してみませんか?
合掌
實相院現董



