令和7年度の牛頭天王疫病除け祈祷の申し込みを始めます。

本年の夏も暑くなりそうな予感がしております。

熱くなりますと、まず心配なのは「熱中症」です。

まだ真夏ではないですが、現在の蒸し暑さは

熱中症にかかりやすい数値です。

また、食料品にも注意が必要です。

湿度と高温が原因で「食中毒」が発生しやすいと思います。

そんな季節を前に「牛頭天王」様のご祈祷を行い、

お札の授与を致します。

牛頭天王様は本来疫病神でいらっしゃいます。

京都の有名な「祇園祭」は此の季節に行われます。

祇園祭の舞台となる、京都の「八坂神社」は、

明治政府の廃仏毀釈前までは、天台宗の末寺である

「感神院」と呼ばれるお寺でありました。

そこには、「牛頭天王」と呼ばれる疫神が祀られて

おりましたが、明治新政府により存在を消され、

「スサノオノミコト」という主祭神に変えられました。

明治以前はその牛頭天王を敬い、信仰することで

疫病が流行しないようにと祭りごとを行ったのです。

その祭こそ、現在の「祇園祭」であります。

また「牛頭天王」様の御本地仏は「薬師如来」

病気を治してくれる仏様であります。

当山安置の牛頭天王様にご祈祷申し上げ、

各ご家庭にて天王様のご加護を賜ります様、

心よりお祈りを致します。

祈祷申し込みは、当ホームページの

お問合せフォームよりお願い致します。

皆様、時節柄どうぞご自愛くださいませ。

合掌

實相院現董