~お釈迦様をおもう~

令和7年12月8日(月)
本日は、お釈迦様がお悟りを開かれた日。
そしてそのお悟りをお祝いする日である
「成道会(じょうどうえ)」でした。
本堂にて、お釈迦様のご尊影を前に、
報恩謝徳の法要をお勤め致しました。
お釈迦様は人の悩み・苦しみをなくすことができないか?
と様々な修行を繰り返され、苦行も数多く経験されました。
しかし苦行では解決できない事を実感され、
そのやつれたお身体で菩提樹の下で瞑想に入られた時、
お悟りを開かれ仏陀となられたのです。
12月8日、釈尊35歳でいらっしゃいました。
それより先、沢山の衆生の悩み苦しみを救い、
仏の教えを説かれたわけです。
住職が葬儀や法事でお唱えする経典の中に
「妙法蓮華経 如来寿量品第16」という
お経がございます。
その経典の締めくくりのお言葉には、
「毎自作是念 以何令衆生 得入無常道 速成就仏身」
とあります。
「私(釈尊)は、いつもあなたたちの事を思っているのです。
どのようにしたら仏道に入らせる事ができて、
しかも仏の身になれるのかと。」
お釈迦様は、さとりを開かれ、そして涅槃に入られました。
私達の前からお姿を消されましたが、
今、この令和の時代においても、
私達の事を思い、私達の幸せを願って頂いております。
お釈迦様はいつまでも私たちの心にいらっしゃるのです。
心が晴れない暗いニュースが多い世の中ですが、
そんな時はお釈迦様を想い、仏道を歩もうと
心を奮い立たせることも必要だと思います。
ぜひ、お寺に足をお運び頂き、
ご一緒に精進致しましょう。
いよいよ冬に突入しますね。
風邪を引かないように、あたたかくして
栄養をしっかり摂ってお過ごしくださいませ。
合掌
實相院現董



